日本でのDeflux®は、2010年から行われましたが、諸外国(米国・欧州・韓国など)では、その数年前から承認され、すでに10万人の子供たちがこの治療を受けていますが、安全性には問題はおきていません。
その他の注入材料としてのコラーゲンはアレルギーや狂牛病の問題があり、シリコンでは発癌の問題があります。アレルギー反応を起こさず、長期間形態を維持できるという条件が注入物質には必要で、これらを兼ね備えているのがDeflux®です。
全身麻酔でおこなうので、注入中は痛みはありません。麻酔がさめてからは、尿道の違和感やしみる感じがあることがあります。
日帰りで注入することは、可能です。ただし、遠方の方・ぜんそくやアレルギーなどの合併症のある方、注入後のことが心配な方は入院が必要です。
子供たちの手術の麻酔は、基本的に全身麻酔です。全身麻酔は、危険で怖そうなイメージがありますが、安全な麻酔ですので、とりたてて心配することはありません。
保険診療ですので、乳幼児医療・自立支援医療などの補助が加わり、実質はほどんど費用はかかりません。入院の場合には室料差額の自己負担や食費の負担はあります。
複数回の注入が必要になることがあります。ほとんどは3回までに治癒します。
手術の前後数時間は食事を制限します。これは、全身麻酔をかけると時に、胃の中に食べ物がはいっていると嘔吐して、呼吸に問題がおこることがあるからです。術後は、3時間後から食事が可能です。